此度はデリカD5の右フロントドアのデントリペアの施工例です。
前もってお見積りさせていただいてからの施工だったのですが、
いつもの凹みとちょっと違うんですな、コレが。
凹みの場所はココ 矢印のあたりです。↓
↓ 近寄ってストライプボードをあててみますと、凹みと凸が絡み合っております。
「ホゲゲー・・・なんかへんだぞ。これは・・・」
お客様(親しみを込めまして以降M氏)に経緯をご説明いただくと、
最初は普通?のドアパンチでした。が、ネット情報やYoutubeでデントリペアについて諜報し、
自作のデントツール(丸棒加工品)で独学デントリペアに挑戦したそうで。
そのM氏自作のツールも見せていただきましたが、なかなか良く出来てるんですねコレが。
いわゆる「引〇張り君」のような簡易なもので自分でやってみましたが・・・というのはありますが、
ツールを造ったという一般の方には初遭遇!アイヤー
しかもこの場所はツールアクセスだけでも初めての方には非常に難しいはずです。
「 いやはや、ガッツありますね!スゴイよM氏 」と感嘆と敬服の声が出てしまいました。
でもでも・・・でもですよ、最終的に当店に手直しにきているので推奨はできませんね~。
デントリペアは奥が深くて想像では測れないくらい変態チックに緻密な技術なのです。
押し上げすぎて塗膜割れというリスクも常にある作業ですからね。危険ですよ。
さて、運よくか、M氏の腕がよいのか今回は決定的にリカバリーできない状態ではない
と判断しまして説明をよくお聞きしていただいてから手直しをお引き受けしました。
デントリペアの技術を感じていただくためにだいぶ頑張りましたぜ旦那様ッ! ↓
細かく突いて細かく叩いての修復作業です。
施工後です ↑
若干の塗装肌の荒れが残ってしまいましたが鉄板が金属疲労しかけているのでココまでと
させていただきました。
M氏にもよくチェックしていただいての合格をいただきましたので完了です。
M氏ご依頼有難うございました
※ お手直しの場合は通常の凹み修理と違い料金は割高となります。
複雑な修理になる場合がほとんどなためです。
※ 状態( 塗装割れ 極端な鉄板の伸び 極端な鉄板の金属疲労 等 )によっては
板金塗装をお奨めする場合もございますのでご了承ください。
できましたら不運にも凹んでしまったらまずは当方にお見積りさせていただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します