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プレスラインのデントリペア


本日好天。そして今日は暇。=久々の更新です。

今回は今更感がありますがプレスラインを含むお直しについてです

まずは、プレスラインという言葉を聞いたことが無い方のために少しご説明です

新車を製造する時には、一枚の真っ平な鋼板を超強力なプレス機で挟んで

一瞬にて整形してしまうのですが、その時に整形される鋼板の折り目のことです

車のあらゆるところにプレスラインはございます。 ↓ (例) フロントドア下部

車のデザイン的にシャープさを付加させるためや、一枚のパネルにより強度を持たせるために

プレスラインが構成されているのだと思います。

そして大体が上の写真のように「くの字」になって張り出しているので

何かにぶつける、何かがぶつかるときに真っ先にぶつかることが多いです

隣に停車した車が開けたドアが注意不足で、ぶつかって出来てしまうドアパンチ。

ドアのプレスラインにヒットしてることがとても多いです

上の凹みはリアドアの緩めの角度の(角度と修理難易度は比例します)プレスラインに浅めの凹みですので

↑ 難なく直ります。凹みかたが浅いとプレスラインの周りの歪みも少ないですからね

↓ 下の車の凹みはフロントフェンダーのカチカチに堅いプレスラインになにかがカツーンとぶつかってしまってます

打点の最深部はプレスラインの鋭部ですが、前記したようにとても堅い場所がこれだけ凹む

ということは相当な衝撃なはずです

結果、凹みとプレスライン近辺の歪みは処理しました ↓ が、

↑ こんな感じで塗装つぶれといいますか、傷は残ってしまう事はあります

もっと攻める(キズの裏を押しだす)ことも可能かもしれませんが、

塗装割れをおこす可能性も高いです。ここまでとしました

↓ お次は軽自動車のフロントフェンダー。

↓ 横に走るプレスラインは被害を受けていない一見プレスラインをまたぐ上下の歪みのようにみえまする。

↓ ですがプレスラインが無事でその近辺が凹むというのは理論上ではありえなく

これは当たった瞬間に大きく凹んだけどプレスラインだけ踏ん張って元に戻ろうとした凹みです。

よくみるとプレスラインも歪んでいますので再整形が必要です

プレスラインの修理では普通の単純な平面の凹みと比べて

①プレスラインの再現/修復 (堅い部分が鋭く凹んでいる状態が多い)

②プレスラインの上面(右面) (ヘコミと同時に周辺に膨らみもできる状態が多い)

③プレスラインの下面(左面) (ヘコミと同時に周辺に膨らみもできる状態が多い)

このほかにも要因は色々ありますが普通の凹みと比べると3倍くらい厄介です

結構一度深く凹んだ形跡のあるヘコミなので慎重に直していきます

↓ 施工後

というわけでしてプレスラインを含む凹みの修理は可能ですが通常の

エクボ状の凹みと比べると修復範囲は断然に広がります。

ですので施工金額は割増になりまする~ご理解くださいというお話でした

中には施工をお断りさせていただくような状態のものや、打点が残るようなもありますが

まずは一度見せていただけたら嬉しいです。

ご見積りはもちろん無料ですので宜しくお願い致します

あ、市販されている引っ張り道具や、ご自分で裏から押してみるというのは大抵

プレスラインには通用しませんのでお控えにになったほうがよろしいと思っています


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