今回はエブリィのルーフのデントリペアです。
この車輌には三菱エンブレムが付いていまして正確にはミニキャブなのですが
いわゆるOEM( オリジナル エクイップメント マニュファクチャの略 )販売にて
スズキで開発製造した車輌を三菱で自社のエンブレムなどに変更して新車販売された車です
良く知られている所では、スズキのMRワゴンをニッサンさんでモコと名前を変更して販売しています
あれもOEM販売車輌ですね。
あまり知られてない所ではトヨタのカムリをダイハツでアルティスと名前を変更して
OEM販売していたりして結構あるんですOEM。
と、いうことで、販売したのは三菱ですが車自体はスズキのエブリィなのです
で、肝心のこちら ↓ 屋根の隅が前部から後部まで波打ったりしながら凹んでるんです。
ポリッシャーで磨けば消せるような軽めの擦り傷も伴っているので何かにひっかかりながら
車が動いたんでしょうね。キズが浅いので鉄のようなものではないです
おそらく太い木の枝みたいなかな?
ストライプボードをあてて ↓ ストライプがうねったり曲がっている所が直さなきゃいけない部分です
部分的には大きく凹んでいる所もみえます
こんな感じで前から後ろまでです。前方はもうチョイ浅かったですね
正直いうと「え。。ちょ。これやりたくないっス。」てくらいなロングデントリペア
ルーフの際のなだらかに丸い形状( R形状 )が付いていている箇所なので
なおさら直すのには骨が折れます。平面よりも難易度はあがります
まぁ屋根のど真ん中にあるよりはましなんですがね。
先ずは必須作業の屋根内張り( ルーフライナー )おろしから ↓
( 上の写真ではもう降りちゃってますけど )
商用車タイプなので乗用タイプに比べると簡素で、お手軽に内張りは降ろせちゃいます
↑ 矢印のあたりをひたすら細かく押し出していきます。
黙々と他の仕事を合間にいれつつ休みつつ押していきます
で、施工後 ↓ ( 3日後ww )
後方はあまりに施工しづらかったので側面のリアクォーターガラスを
ガラス屋さんに脱着してもらって施工しました
非常に重労働でしたがパテも入れず熱も入れず再塗装もせずに直ったということで
めでたしめでたしです。
あとは擦り傷をポリッシングしてカーンセーイ