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​デントリペアについて

デントリペアとは...
車にできたヘコミ(デント)を修復する(リペア)作業です。
一般的な車のボディー修理(板金塗装)では整形・パテ盛り・再塗装で修復しますがデントリペアでは整形のみで修復していきます。
板金塗装にありがちなパテ盛りの経年によるひけや、再塗装による色の微妙な違いやボケの発生を懸念することがありません。

修復一例です。

車体色がホワイトであまり目立ちませんがフードパネルにヘコミが出来ています。

 

ヘコミの位置に矢印をつけまして、更にライトを当てて見えやすく。右のは3センチ程、左のは1センチ程何かに押されてヘコんでいます。

 

※左ヘコミがライトに当たってないのはご容赦ください。トホホ

ライトに縞々のストライプボードというものを被せると更にわかりやすく。

縞の線が均一になっていなくて、丸くなっているところがヘコミです。歪んでいる所は線の間隔が広がったり狭くなったりします。(右のヘコミの左側で縞線がちらついてるのは塗装の内側でサビが浮いてきているものですこれはデントリペアでは直りません)

このヘコミと歪みをデントリペアツールを駆使しパネル裏から表面の塗装を痛めぬように気遣いながら細かく修正していきます。

デントリペアで修復後になります。

歪んでいた縞のラインが均等になっています。ヘコミが修復されてなだらかな面に戻っているという事になります。(真ん中で曲線になっているのはパネル自体のデザインです)

これぐらいの浅いヘコミであれば30分程で修復作業は終わります。

 

※ヘコミが深いほど衝撃で鉄板が伸びてしまい修復難易度は上がります。

塗膜の損傷も修復させることはできません。

場合によっては板金塗装をお奨めさせていただく事もあります。

上記の修復は一例ですがフードパネル裏側のこういった穴や隙間からツールを差し込みましてのリペア作業です。フードパネルの先端部はほぼこの写真のように2重構造になっているのでとにかくツールが届く穴や隙間を利用します。

ドアにできたヘコミなどはガラスの隙間に工具を差し込んだりドア内張りを丁寧に外して作業したりします。

​ヘコミの裏からツールを駆使して整形する。これがデントリペアの基本的な作業です。

裏側から押す。というのが残念ながら出来ない場所もあります。

この写真のミドリのマスキングテープが張ってある場所はヘミングと呼ばれていてましてツールを差し込む隙間等がございません。

この部位にヘコミ等があるとデントリペアではほぼ修復不可です。

ルーフピラーと呼ばれる部位。ここも鉄板構成が袋状でツールが届きません。

しかし、この部位はヘコミが鋭くなければプーリングという方法(表面からヘコミを引っ張り上げる)で修復できる場合もあります。

​ドアのヘリにもヘミングはありましてここがグニャと折れ曲がったりしても修復は難しいです。リアフェンダーのタイヤアーチも修復困難な場所です。

パテで整形ができて再塗装ができるという板金塗装に比べて対応範囲では劣ります。しかし条件が合えば断然デントリペアが有効です。安い・早い・綺麗です!

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